「CDリッピングはAsunder」

シンプルな見た目ですが基本的な機能は入っています。
EACのようにリッピングの頭の出だしが正確かどうかまではわかりません(調べてないし...)が、
私が使っている分では音が欠落した記憶がないので大丈夫だと思います
(ノンストップコンピレーションアルバムもトラックごとに楽曲が分割されますが、
曲間の断絶はなかった)。
使い方は簡単
- CDをパソコンに入れて、このソフトを起動する
(もしくは予め起動しておき、CDをパソコンに入れると自動的に読み込みされる。)
- CDのトラック情報とTOCが読み込まれると自動的にCDDBをインターネットで検索し、
マッチしたものが表示される。
- リッピングの際に試用するコーデックを「設定」→「エンコード」タブで指定し、「吸い出す」ボタンを押すと自動的にリッピングされる。
私が思うに便利な機能としては以下の2つ
- 複数コーデックでのリッピングが可能
(例えば私の場合FLACとAACの両方作ってみて聞いた感じでどちらをNASに保存するか決めることがあります。)
- 一緒にm3uファイルも生成
(簡単だが一から作るのは面倒だけど自動生成してくれます。更にコーデックごとに作ってくれるから便利)
ダメなところも2つほど
- CDの読込が早い場合と遅い場合あり
- ごくたまにフリーズすることあり(その際はリッピングを中止し、再起動)
またこのソフト、初期設定から2点だけ手を入れることを強くおすすめします。
- CDDBサーバの変更
「設定」→「詳細」タブのCDDBサーバを標準設定(サーバ:freedb.freedb.org ポート:8080)から「サーバ:freedbtest.dyndns.org ポート:80」に変更して下さい。
正直新しい設定のほうが収録数が非常に多いのでおおよそどのようなCDでもヒットします。
- コーデックのダウンロード(AC3使用の際)
「設定」→「エンコード」で表示されるコーデックのうち、AACについてはNeroエンコーダを使用します。
残念ながら既にNeroのダウンロードリンクはなくなっているようですので、私のGoogleドライブのリンクを貼っておきます(上記のファイル、信用できないならググって他のサイト探してみて下さい)。
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NeroAACエンコーダーは個人使用は無償で、linux版と一緒にWin32版も入っています(コマンド起動のため、楽々エンコードは難しいですが)。
Nero AAC エンコーダのZIPファイルを解凍後、linuxディレクトリの3つのファイル(neroAacDec, neroAacEnc, neroAacTag)をパスの有効な場所に複写します。
詳細なやり方は以下の通り。
1.ダウンロードしたファイルがあるディレクトリで、以下のとおり入力。
unzip NeroAACCodec-1.5.1.zip
2.そのディレクトリ配下にlinuxという名前のサブディレクトリが出来、ディレクトリ内にさっきの3つのファイルが生成されているため、このファイルを/usr/local/binに以下のコマンドで複写。
sudo cp linux/* /usr/local/bin/
3.複写先の/usr/local/bin内部を確認
ls -l /usr/local/bin
4.もし実行フラグが付いていなかったら以下のコマンドで付与
sudo chmod +x /usr/local/bin/neroAac*
あとはasunderを再起動すると以前は選択できなかった「エンコード」欄のAACが選択可能になります。
asunderからAACのビットレートは数値で示すようです。ZIPファイルに格納されているPDFの7pによると85%以上で平均ビットレート332kbpsということですから、通常はコレ以上で使ったほうが良さそうです(私の場合は95%にしています)。
後、オプションになりますが私の場合はWinowsPC側でMediaGo(そう、昔はソニーのスマホ愛好者でした)で楽曲をリッピングしていたせいもあり、
NASの楽曲フォルダもアーティスト名/アルバム名のため「設定」→「ファイル名」→「アルバムのディレクトリ」を%A/%L
に変更しました。
操作感は簡単なので説明を読むよりは使ってみて下さい。恐らくライトな使用なら満足できる出来だと思います。