@godai さん
ご感想をいただきありがとうございます。
音楽のある生活の一助となっているようで嬉しく思います。
私も正式版をリリースする事ができ、心からホッとしております。
RP4版の開発着手は昨年の10月でしたが、Xenomai対応に苦戦し、手探りの期間が続きました。
着手時点ではうまくいけば2019年末には公開できるのではないかなどと考えていたのですから、相当に甘い見積もりであったと反省しきりです。
今年の3月に入ってようやくXenomaiが動き始め、長い長い夜が明けました。
ベータテストの2ヶ月間は成功の予感に背中を押されながら開発は進み、とても充実したものとなりました。
引き続き音質改善に取り組んで参ります。どうぞご期待くださいませ。
@hiroget9 さん
メモリの設定はご認識の通りです。
total_memのコメントを外して、任意の値に設定してみてください。
RPi3版では、192から256あたりにまでメモリを制限する事で音質向上を感じる事ができました。
SDRAMは不揮発性で、電源を切ればデータは失われてしまいます。
SDRAMがデータを保持できる時間はマイクロ秒のオーダーのため、メモリコントローラーが定期的にメモリを読み出して同じデータで上書きする事でデータを保持しています。
この動作をリフレッシュと呼びます。
リフレッシュ中にCPUからメモリアクセス要求が発生すると、リフレッシュ完了まで僅かながらCPUが待たされることになります。
メモリを制限する事で音質に変化を生じるのは、リフレッシュ対象が減ることでメモリコントローラーの負荷が減り、消費電力の低下、電圧変動の減少、メモリアクセス競合の減少といった違いが生じているのではないかと考えています。
この仮説は検証できておりませんので、推測の域を出るものではありません。私は音に違いがあるように感じるものの、ブラインドテストをすれば有意差は出ないかもしれませんん。