@Nobi さん
FifoPiはDAC Slaveで動作します。
RPi上のFifoにデータをためてRPi上のPLL(cycle-to-cycle jitter:48ps)でビットクロックを生成してGPIOからI2Sを出力し、FifoPiがそのI2Sを受けてFifoPi上のFifoにデータをためてFifoPi上のクロックでI2Sを打ち直してDACに送信する、、、という動きになります。
RPiのI2S出力には、PLLのMASH動作に起因するジッタが存在することが広く知られていますが、symphonic-mpdではデバイスドライバの修正とdt-blob.binによるPLLセッティングのチューニングによってこのジッタを回避しています。(従来、このジッタを回避するにはDAC Masterに対応したDACを使うか、FifoPiのようにI2Sの打ち直しを行う必要がありました)
いずれにせよFifoPiがI2Sを打ち直してくれますので、RPiのI2S出力品質が多少変化したところで殆ど影響を受けないはずではありますが、私個人の意見としては、dt-blob.binはインストール時のデフォルトのものをそのままお使いいただくことで、いくらか良質なI2SシグナルをFifoPiに供給できるものと思います。
(ご参考) DAC Masterの場合
RPi上のFifoにデータをためて、DAC上のクロックから生成されたビットクロック・フレームクロックをGPIOで受けとり、それらのクロックに同期したDATA信号をGPIOでDACに送信する、、、という動作になります。