レッドブックのPDFを探している最中に、このようなものを見つけました。
産業技術史資料情報センターの「かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)」のうち
27 「コンパクトディスク(CD)の開発、実用化技術系統化調査」 井橋 孝夫 第25集 2018
ちょうど、今読み込んでいるところです(まだ、CD-DAの話まで進んでいません)。
既知の方には「何を今さら」という感じでしょうけど、私にとってはなかなか読み応えのあるドキュメントです。
我が青春のリッピング道
レッドブックのPDFを探している最中に、このようなものを見つけました。
産業技術史資料情報センターの「かはく技術史大系(技術の系統化調査報告書)」のうち
27 「コンパクトディスク(CD)の開発、実用化技術系統化調査」 井橋 孝夫 第25集 2018
ちょうど、今読み込んでいるところです(まだ、CD-DAの話まで進んでいません)。
既知の方には「何を今さら」という感じでしょうけど、私にとってはなかなか読み応えのあるドキュメントです。
@sunatomo さん
興味深い論文のご紹介ありがとうございます。
凄いボリュームですね。僕もまだ三分の一位読み終わったところです。
この時代を、同時代人としてリアルタイムに、事態の進行を見守った人ですので 、感慨しきりです 。
以前投稿したリッピング比べを行ってみました。
比較した環境は
外付けCD-R/WドライブCRW-F1DXでAudioGateを使ってDSFで書き出させ、DSDMasterでFLACに変換
PC内蔵マルチドライブSony Optiarc DVD RW AD-7170Aを使って、X Loss Decoder (AccurateRip機能付)でFLACに書き出し
です。
外付けCD-R/WドライブCRW-F1DXでX Loss Decoderを使ったリッピングにも挑戦しましたが、ソフトがこのハードには対応していないようで、リッピングにベラボーな時間がかかるため断念しました。
使用した音源はSarah Brightenの“Diva, The Singles Collection”。
比較試聴するのに、1トラック分の長さがちょうどいいかなぁということと(何度もリピート再生させますから)、音源的に比較試聴に向いている気がして。
一聴して、音の雰囲気が違うことに気づきました。
敢えて喩えるならば、一旦DSFで書き出してFLACに変換したトラックは関西風の味付けで、X Loss Decoder一発で書き出した音は関東風の味付けって感じ(私はどちらの味付けも好きです)。これは好みの問題かなぁとも思いましたが、何度も聴き比べていると、後者の方が音がリッチに感じられます。数年前まで、同じドライブを使ってiTunesでリッピングした時は、それはそれはヒドイ音で、聴くに堪えなかったのが嘘のようです。
ならばと、普段よく聴くクラッシックを数枚、後者の方法でリッピングし直してみました。するとですね、「これは録音が古いからなぁ」と思い込んでいた1950年代のステレオ録音のチョット癖のあった音が、非常に自然に響いて聞こえたり、今までは「こんなもんか」と思っていたホールトーンがとてもリッチだったりと、色々驚かされました。ウン、今後、私はAccurateRip信者になります!
@ジャイアンさん
数年前まで、同じドライブを使ってでリッピングした時は、それはそれはヒドイ音で、聴くに堪えなかったのが嘘のようです。
FLACのリッピングはiTunesでされていたのですね。私の経験上ではitunesは一番音が悪いですね。。。
初期のipodの時代に比較してみたらWindows Media Playerの方が音が良く、がっかりして脱appleしました。
私は、ファイル変換にはdBpowerampを使いますが、リッピングだけならWindowsMediaPlayerでflacで吸い出した方が圧倒的に早く、ビットパーフェクト=高音質とは考えていないので、それで済ませています。
@ジャイアン さん、こんにちは。
一時期、Exact Audio CopyでCDイメージを取り込んでいたこともありました。この方がハードの影響を受けにくいかなと考えたのですが、面倒なので、今はAccurateRipで十分かなと思っています。
これも実験して、普通のリッピングと比較みると面白いかもしれません。
こんにちは。
皆様には言えないような、恥ずかしい環境でリッピングをしておりました mgroovy です(笑)
Spotify の有料契約をした後、自分でリッピングをした曲と聞き比べをしているのですが、私の耳が駄耳なのかもしれませんが、Spotifyの方が同等か良く聞こえてしまい(どちらかというと良く聞こえる方が多いです)、最近では聞きたい曲はもっぱらSpotifyで検索して、Spotifyで聴くのが習慣となってしまっています。
今までのリッピングにかけた時間を返してくれ!と思わず言いたくなってしまいます(笑)
Spotifyは(非可逆なのか可逆なのか知りませんが)圧縮して配信していると思いますので、音質が落ちて聞こえるはずと思っていたのですが、もしかすると良く聞こえるようにデジタル処理かなにかをしてから配信しているのでしょうか?
まぁ、自己満足の世界ですから、どっちでも良いのですけど。
書き汚しごめんなさい。
@mgroovy さん
Spotifyの配信は非可逆圧縮(ロッシー)です。
smpdのSpotify Connectは下記の設定です。
iOSのSpotifyアプリからAirPlayで飛ばす場合は事情が変わります。
Spotifyアプリのvolume-nomalisation設定によってはラウドネス調整が有効になり、その調整量はアルバム再生かシャッフル再生かで変わってきます。
ロスレス(可逆)と320kbpsのロッシー(非可逆)の音質は、条件によっては逆転し得る程度の僅差です。
(256kbps未満の非可逆圧縮データは、再生条件に依らず判別できる程度の差があるため、ここでは取り扱いません。)
「ビットパーフェクトでDACがデータを受け取りさえすればトランスポートを変えても音が変わらない」というのが理想的なD/Aですが、現実には送り出し側のタイミング精度(ジッター)がD/Aプロセスに伝搬し、少なからず音質に影響します。
音質に影響する負荷の例は、
といったものになります。
これらが電源電圧の変動要因 となったり、I2S出力を行うシリアライザへのDMA転送に必要な各種リソースと競合することにより、結果としてI2S出力の品質に影響を及ぼすのだと考えています。
再生方式・ファイル形式毎にこれらの負荷を大雑把に5段階で表現するとこのような感じです。
形式 | メモリ競合 | CPU競合 | 割り込み負荷 |
---|---|---|---|
NAS - WAV | 3 | 3 | 4 |
NAS - FLAC(無圧縮) | 2 | 3 | 4 |
NAS - FLAC(ロスレス圧縮) | 5 | 5 | 2 |
Spotify Connect (320kbps) | 5 | 5 | 1 |
私個人の感想ですが、聴感上の音質は
FLAC(無圧縮) > WAV > Spotifyストリーミング > FLAC(ロスレス圧縮)
と感じています。
ただしこれらの違いは僅差であり、曲によっては差を判別できません。
ネットワーク環境によっては割り込み負荷に違いが生じますので、順位が逆転したり、逆に差が開いたりすることがあると思います。
今後、CPUキャッシュが潤沢なシングルボードコンピュータが登場すれば、FLAC(無圧縮)とWAVの差は無視できるほど小さいものになると思います。(若しくは、モダンな実装のWAVデコードライブラリが登場してくれれば、、、)
パパリウスさん
すごく詳細に説明していただき、ありがとうござました!
私はFLAC(ロスレス圧縮)でNASに格納していましたので、やはりSpotifyストリーミングの方が音質が上のようですね。
いつかFLAC(無圧縮)に変換してみようと思っていたのですが、
変換環境を整えたり、ソフト購入したりしなければと思い、今までずっと先送りしておりました。
でも今回数値で示していただいて、
FLAC(無圧縮)= 合計負荷9
FLAC(ロスレス圧縮)= 合計負荷12
なので3ポイント分の負荷改善=音質改善が望めるのですね!
実をいいますと、そんなに変化はないんじゃないのかな?と思っていましたので、これにはびっくりです。
さっそく、FLAC(無圧縮)に変換を検討してみます!
@mgroovy さん
「spotifyではゾクゾクくるのに、ロスレスFLACではゾクゾクこない」というような差があるようでしたら、手間を惜しまず無圧縮FLACをお試しいただいたほうが良いかと思います。
総合的な音質は、ファイル形式やデコーダよりも、ドライバ・カーネルが支配的ですので、気になるほどの差が無いならファイル形式に神経質にならなくてもよいのかなと思います。
ずっと昔にエンコードした低ビットレートのMP3などがありましたら、久しぶりに聞いてみてください。
ドライバが支配的という意味がお分かりいただけるかと思います。
@パパリウス さん
「spotifyではゾクゾクくるのに、ロスレスFLACではゾクゾクこない」
まさにこれです。ピッタリ言い当てていただいております!
やはり無圧縮にすべきですね。
低ビットレートのmp3と圧縮FLACを聞き比べてみました。
そこまでひどくはないですが、AMラジオとFMラジオで同じ音楽を聞き比べたような感覚がありました。
ここはリッピングのスレなので、変換については別スレをたてさせていただきますね。